(巻十二)風鈴の一芸つまらなくなりぬ(中原道夫)

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9月8日木曜日

生まれた日でございまして、めでたくもありめでたくもなしといったところでございます。

七掛けで生きし人生亀鳴けり(松本夜誌夫)

平均余命の七掛だとすれば、十分過ぎるほど生きたわけですからあとの望みは“呆気ない安らかな”でございます。

日がな碁をうちて晩酌ほろ酔いで風呂に入りて父逝きにけり(石川義倫)

振り返ってみれば無難な一生であったわけで、あとはどう終るかだけです。

麗や女々を顧る(青木月斗)

今朝は向日葵の大輪が供えられていた有楽町駅の大黒様(写真)に毎朝のお詣りして感謝とそのお願いをしたのですが、生まれた日に小銭11円献納では申し訳ないと反省し、戻ってもう百円を献納して“どうか、宜しくお願いいたします。”と手を合わせました。

秋風や四六のブタの誕生日(潤)