(巻十二)更衣晩年にもある好奇心(宮本秀峰)

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9月9日金曜日

もうそろそろ涼しくなるだろうと外に出る予定を組みましたが、誤算でございました。

今年また生きて残暑を嘆き合う(池田澄子)

それでも、折角なのでお台場海浜公園駅で途中下車し浜辺からお台場と虹橋を眺めてみました。(写真)
すべてが人工のものですが、少なくとも海の水は北極・南極まで連なっているのですから大自然に触れたものと思い込むことに致しました。

素足にて踏む人工の浜の砂(川村甚七)

海が繋がっているという“訓”はマニラ在勤の日々月々、昵懇にさせて戴いた商社マンの北口光彦氏にいただいたものでございます。氏はお仕事柄何十年と世界中を転戦された方でございました。氏が「海はいい。海は日本とも繋がっている!」と盃を干しながら呟かれたことを思い出しました。北口さんに是非ともお会いいたしたい。

海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女となりし父母の家(与謝野晶子)