(巻十三)ちぐはぐに着て梅雨寒を凌ぎけり(浜元さざ波)

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11月25日金曜日

方丈記はNHKラジオの講座が終ってからにすることにした。むしろ、浅見先生のお話から「発心集」を読んでみようとネットで探してみたところ角川ソフィア文庫にあることが判った。
丸善に電話し在庫確認してお昼休みにうかがった。丸善前の銀杏は黄落を始めていて初雪のあとの陽を受けて金色が見事であった(写真)。

黄落や読むには読みし歎異抄(長峰竹芳)

もはや昔の言い方ではあるが“花金”なので、神田西口の“コーラク”をのぞいた。煮込みに冷酒二杯の定番で結びの二番を見た。

もつ煮込む音を間近に新走り(斎藤博)

鶴竜vs白鳳で時代を感じた。日馬富士vs豪栄道の一回戦は豪栄道は死に体であり取り直しの必要はないと思う。ただし取り直しの日馬富士の相撲は相手が大関とは言え横綱相撲ではない。去年ブーイングで優勝した鶴竜にちゃんと横綱らしく優勝していただきたい。相撲に関心を持っていたのは栃若までであったが、これも歳か?

三十を老のはじめや角力取(樋口道?)

細君は今日外出し夕食は弁当にしなさいとのことであった。家に帰って弁当を食べるなら、旅心を楽しもうと“日本のおもてなし弁当”というツマミになりそうな駅弁を二百円引きで買って乗車した。旨い不味いは別にして細君の薄味に馴れている我輩には“塩を噛むよな!”強い味であった。外食人間は余程気を付けていないと体を壊すぞ。

わが旅も家路をさしぬ都鳥(下村梅子)