(巻十三)取り調べる相手の言葉に嘘があるそう感じつつまずは記録す(松木勝蔵)

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12月24日土曜日

このブログは我輩の奥津城の代わりでもあるから時々副葬品を入れている。
今日は細君から結婚前にいただいたクリスマスカードを入れておくことにした。

奥津城や願ひのごとく花下に在り(下村梅子)


さて我が家であるが、息子のクリスマスデートは昨晩だったようで今晩は三人でのクリスマスディナーとなった。クリスマスディナーは手巻き寿司にサーモンチャウダーコールスロー、デザートにフルーツヨーグルトと決まっている。手巻き寿司のネタも真鯛の刺身であとは卵焼きに蒲鉾と胡瓜で豪勢と言うものではないが、家族で食べればそれなりに美味しいものである。

平凡な日々のある日のきのこ飯(日野草城)

午後刺し身とケーキを買いに最寄り駅近くまで出掛けた。ケーキ屋さんでは苺ショートケーキを三個買ったが、大変な繁盛であった。順番を待ちながら観察したところ、老人男子がショートケーキ二個を買うパターンが結構多い。婆さんと爺さんの二人のクリスマスというのもあるあるであるな!

尾頭に分けて二人に足る秋刀魚(尾亀清四郎)

クリスマス・イブの夜はご町内の防犯パトロールの当番で我輩ほか十人の老人たちは、早足で町内を巡り、早足で家路についた。
クリスマスを斜に詠んだ句で好きな句は:

ヘロヘロとワンタンすするクリスマス(秋元不死男)

尻さむさし街は勝手にクリスマス(仙田洋子)