(巻十五)温めるも冷ますも息や日々の冬(岡本眸)

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6月28日水曜日

今日は有給休暇を頂いた。何年かぶりに白井のショートコースで遊ぼうかと考えていたが、取り止めにした。雨の中で振り回すほど好きと云う訳ではない。他の殆んど事と同じく“暇潰し程度”なのである。
始めたのはマニラで、42歳の頃であった。
現地事務所に出頭して一応の指示・注意事項の説明を受けたあと、“ゴルフはやりますか?”と訊かれた。“いたしません。”と答えると、“為さった方がよろしい!単身でしょ?ゴルフにでも夢中になっていただかないと(誘惑が多いので)善からぬことで怪我しますから。”と頻りにゴルフを勧める。そしてその日の夕方にはドライビング・レンジにつれて行かれ、怪しげなレッスンプロを紹介された。
当時日本はバブルの真っ最中、一方マニラは電灯も満足につかない経済状態であった。(写真はカンルーバンの一番)

大音に落ちたる梨の怪我もなし(平畑静塔)

今日一日ずっと家でゴロゴロとしてもいられず、昼飯がてら街出た。やはり亀有だと都心に出るのが楽である。
結局お茶の水、神保町界隈をふらつき、神田で蕎麦を食べた。折角なので立ち食い蕎麦ではなく、古くからの店らしい「神田丸屋」と云う蕎麦屋で“さるの大盛”をいただき、一合付けた。

酒のあと蕎麦の冷たき卯月かな(野村喜舟)

昼の酒、一合か二合は実に旨い!夜の酒はどうしても飲み過ぎる。就寝時間が遅くなる。
何より、海鮮丼、カツ丼、担々麺、蕎麦などの食事と共に飲むから一層旨いのである。

蕎麦屋を出るとちょうど都議会選挙の候補者が西口商店街を徒歩で遊説して来た。丸屋は支持者のようで、候補者と店主が挨拶を交わしていた。遊説の行列は二、三十人もいただろうか。その後尾にかつて都連のドンと言われた御仁がチラシを配っていた。
チラシをいただき、御仁には笑顔で会釈しておいた。

行く春やこの人昔の人ならず(加藤武)

暇潰しのとどめにネットカフェに入り、いい齢をして18禁を覗いて見た。原ちとせさん、谷原希美さん、臼井さとみさんと云うお召し物をお召しのときは清楚な美人がなんであそこまでいたすことになったのであろうか?先方様のご都合がつけば、蕎麦屋で一杯やりながらお話をしてみたい!

青梅に眉あつまれる美人哉(与謝蕪村)