(巻十六)くさめして我は二人に分かれけり(阿部青あい)

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10月1日日曜日

年度下半期初日と云うことでゴキブリの罠を新築いたした。旧宅を回収したが掛かる馬鹿はいない。


気温が大分下がってきたので、冬物のと夏物の入れ換えもした。夏でも冬でも基本的に着た切り雀である。冬はジャケット二着、ズボン四着、ジャンパー一着で回すだけだ!

過保護息子に追い銭である。細君が国民年金機構とか云うところの上乗せ分を払ってあげたいと言い出し、言い出せばそうなる。65歳以降終身で二万円の上乗せ支給だそうだ。二万円は物価スライドではなく固定(DB)である。現政府が目指している物価上昇率が2%だ。毎年2%づつ物価が上がっていくと35年後の物価は1.02 の35乗で1.99988955であった。つまり今の物価の倍になっている訳だ。つまり支給される65歳の二万円は現在の貨幣価値で一万円と云うことなる。まあ、それでも老いたる息子の助けになればと臍繰りを繰り出すのが日本の母ちゃんなんだろう!

不可思議てふ数の単位や銀河濃し(笠ののか)

午後の自由時間に図書館へ行き、角川俳句を捲り、以下の句を書きとめた。

月仰ぐ俗の俗なるお寺かな(長谷川櫂)

冷し酒五臓の一つ病んでをり(石井信生)

動き出すまで青鷺につき合へり(井上恵美子)

雑用が唯一の仕事麦の秋(笹村民雄)