(巻十七)病癒えず蹲る夜の野分かな(夏目漱石)

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1月29日月曜日

今朝はバスに乗らずに歩いた。先週は雪と寒さを言い訳にたかだか二千歩、二停留所の距離に220円を払ったが勿体ない。ほぼレバタレ二本分である。

明けきらぬ東の空の満月を仰ぎバス待つ一月の朝(愛川弘文)

バスと云えば、バスの車内広告は広告媒体としての使命を終えたようです。まだいくらかはありますが、大多数はバス会社自体の広告か公共広告です。
路線バスの広告は地域性の高い広告が多く、医療機関が目につきましたが随分と減りました。今は地域性の高い個別のことでも、サーチエンジンが見つけてくれます。
一方で、公共広告が貼り紙広告でいけるのはメッセージが漠然としたものでよいからでしょう。
ついでに、知る限り一番目付きの悪い広告と言うか、貼り紙をご紹介します。漠然としたメッセージがしっかりと伝わる傑作でもあると思います。

警官と目の合ふ怖さ年の暮(吉田かずや)