(巻二十)その中の斜に向きし雛かな(蛭海停雲子)

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9月21日金曜日

お休みを頂いた。
雨が降りしきるなか銀座まで買い物に出掛けたが、亀有駅で電車を待っていると貨物列車が通過して行った。旧型の電気機関車に牽引されて行く長い列車は目を楽しませるが、ゴトコンばかりなのが淋しい。

春闘なし貨車に手を振る子等もなし(塚越秋琴)

買い物をさっさと済ませて亀有に戻り“ときわ”で昼食としたが、昼酒の量は難しい。

苦瓜や昼酒の量むずかしく(斎藤徳治)

酒の量も難しいが、飯の量も難しい。今日はイワシの刺身で呑んでその後でハムエッグで飯を喰った。普段の昼はコンビニのサンドウィッチだけだから随分と食べたわけである。腹はキツいは眠気は襲うはで午後は大変な思いをいたした。

今日のコチコチ読書、

和文:
「放水路 - 永井荷風岩波文庫 荷風随筆集 から

隅田川の両岸は、千住から永代の橋畔(きょうはん)に至るまで、今はいずこも散策の興を催すには適しなくなった。やむことをえず、わたくしはこれに代るところを荒川放水路の堤に求めて、折々杖を曳くのである。”

が出だしですが

“ 折々杖を曳くのである。”

など、生きているうちに一度どこかで使ってみたい言い方だなあ。

稲つまに追はれて走るつつみかな(永井荷風)

英文:
Recycling - On the plastic highway (The Economist September 15th 2018) 再生プラスチックの道路

手を着けたばかりです。

Of all the plastic produced since the 1950s, less than 10% has been recycled.

1950年代からですか。映画『卒業』でベンジャミンにミセス ロビンソンの旦那がこれからはプラスチックだと訓を垂れる場面がありましたなあ。