(巻二十)部屋まるく掃いて男の冬支度(大西一冬)

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9月30日日曜日

これからがこのブログの、つまりは日々の過ごし方と感性が問われることになるわけである。

改めて

毛虫落つそこに始まる物語(小泉八重子)

を意識して、“何事もない日”、つまり“何事も感じない日”を“空白の一日”を作らないように生活していきたい。

今朝の家事活動は風呂と洗面台のパイプ掃除でございました。戸建ての頃は洗面台の流れが悪く、ちょっと神経質なくらい“パイプユニッシュ”を流し込んでいましたが、こちらに来てからは定期的に洗浄業者が入りますので爽やかな水音をたてて流れて行きます。

瀧の上水現われて落ちにけり(後藤夜半)

*このような名句を下水の流れに引き当てるのはいささか?ともおもわれますが、句帳の中で閉じ籠り世に出ぬよりは出た方が宜しいでしょう。

家から出たのはごみ捨てだけでございました。
昼寝のときにダウンロードしておいたBBCScienceを聴きましたが、隕石“龍宮”への着地成功をかなり高く評価して30分番組の半分近くを使っていました。自画自賛だろうと思っていましたが、国際的にも“偉業”だったのですね?

激情や栞の如き夜這星(又吉直樹)

朝日俳壇から

秋茄子やあとは上手に果つるのみ(阿知波裕子)

さびしい方さびしい方へ秋の雲(長谷川瞳)

ンで終る薬多かり敬老日(秋濱信夫)

*私の薬は“ク”で終わっていました。まだ一種類で済んでいますが、幾も飲むことになるのでしょうか?

を書き留めました。

細君は歌壇の、

繭玉の振ればいのちの触れ合へり煮らるる前の二つの蛹(荻原葉月)

に印をつけつおりました。

午後6時を過ぎ雨足がしっかりとしてきました。今晩から掛け布団使います。

今日のコチコチ読書は、

「生死の問題(一部抜き書き) - 北野武幻冬舎文庫 全思考 から



Hurricanes and typhoons “Stormy weather” (The Economist September 22nd 2018) 台風