(巻二十一)退屈がせっぱつまった石榴の実(坂本敏子)

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2月3日日曜日

節分や灰をならしてしづごころ(久保田万太郎)

節分というと毎年この句になります。“しづごころ”はなかなか得られずですが。

恵方巻きを買って来いと言うので駅前まで出掛けた。広告に出ていた崎陽軒の一本七百三十円の恵方巻きを二本か、それが無ければ、その隣の京樽で一本九百円のを二本買えとの指示でございました。

日曜の昼の手抜きや恵方巻き(潤)
とりあえず働いていて恵方巻き(潤)
恵方巻き掟やぶりの三等分(潤)

崎陽軒へ参りますと、その品物は午後からの販売と言うことでした。
隣の京樽にまいりますと二分の一が三本入ったセットが1350円でありましたので、つい、指示のものではありませんでしたが、買ってしまいました。
それを買って帰りましたら、が“何故言われた通りにしないのか!”と激しくお怒りになり、閉口いたしました。

夕立や君が怒の一しきり(正岡子規)

そんなところに、ドアのチャイムが鳴り郵貯の外交員がお見えになった。定期が満期なって以来電話攻勢が激しく、やむなく着信拒否にしたところ遂に来訪となった。
お怒りのところ
に駄目押しで、プッツンです。

突然の吹雪おんなのヒステリー(三猿)

外交員の方もノルマがあって大変なのでしょうが、郵貯の方の来訪は目立って防犯の上もよろしくないな。

大声を出すは控えて福は内(高橋とも子)

*基本ですよね。


このブログにコメントを頂きました。不十分なところを補っていただきました。鈴木さん、ありがとうございます。朝日俳壇ほかでのご活躍を楽しみにしております。

追難豆小袋に入る一世代(潤)