2016-01-30から1日間の記事一覧

(巻九)立読抜盗句歌集

楽屋出て花散る街の人となり(坂東三津五郎) 水やりも尼の祈りや寒椿(篠崎明美) やがて死ぬけしきはみえず蝉の声(芭蕉) 薫風の語感うべなふ総身に(窪田佳津子) 立春の米こぼれをり葛西橋(石田波郷) 畳屋の肘が働く秋日和(草間時彦) 二人からふたりに戻り新茶…

(巻九)“オフサイド”を教えてもらう多分また忘れて多分また君に聞く(一戸亜すみ)

1月29日金曜日 若い方々の恋歌はいいですね。思い起こせば細君との二回目のデートは正月2日の国立競技場でした。 世事に通じた義妹のアドバイスを受けておむすび六個と卵焼き他を納めた小箱を用意してくれたことが今ではとても信じられません。おむすび…