「祖先がきた生野へ - 立松和平」エッセイ集旅暮らし から一族の記憶というものがある。祖母から聞いた子供の頃の記憶とは、点である。その点を結びつけていくと、ぼんやりした絵が浮かび上がってくる。私にとって播但[ばんたん]線の旅は、記憶の彼方から…
(巻三十六)裏道のこの静けさよ寒四郎(松本久美恵) 2月20日月曜日 曇天。寒さが少し緩んだ朝だ。 細君は眼科に出かけたので、留守に音声を出してイタリアンを観た。まだ反応はするが興奮せず。歳かマンネリか。 色の欲はつかに残り春の雪(森澄雄) 細君外出…
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