(巻二十三)金魚ならまだ飼えそうな持ち時間(高橋悦子)

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金魚ならまだ飼えそうな持ち時間(高橋悦子)

10月11日金曜日

好きな句です。

昨日の話ですが、成人女性は嵐の前にと美容室へ行き、帰りにスピッツの新発売CDを買って戻ってきました。あの年代あたりには結構スピッツのファンがいて聴きまくっているようです。あたしもラジオで流していた『ロビンソン』ほかをICレコーダーで拾って“いいね!”と聴いております。

パソコン

いつもより一時間半早く8時半に到着し、9時からの会議に臨みましたがありがたいことに蚊帳の外。
雑務を済ませてお昼に失敬いたした。昼飯は久しぶりに新橋の天下一で担々麺、餃子三個、酒二合。まだおばちゃんは覚えていてくれた。

はてなマークアニメ

ふと感じるのですが、IT社会になると人間は非人間的になるとのご高説は果たしてそうなのだろうかと?
少なくともあたしが交流をさせていただいている顔本では内外をとはず暖かくユーモアを解する人達がメッセージを交換しています。
一方でネット社会では“炎上”と“詐欺”とかがあって善意でない行為や悪意の行為もございますが、これも又人間的ではございますよね?
ITの中で少なくもソシアル・ネットワーキングは人と人とをくっつけているわけですから人間的だと思います。
あたしは顔の見えない顔本の近すぎない距離感で、さっぱりとした新しい“知り合い”を作れたことをよかったなあと思っておりますよ。

ネット碁に欠けたるものは碁敵の身じろぐ気配石崩す音(佐々木義幸)

《 友はいつ別れてもよいから友なのだ。最初から無二の親友がいるわけではなく、いつ別れてもよいのだ、ていう心構えでつき合っているうちに、結果的に三十年も五十年もつき合ってしまった、というのが無二の友の真の姿である。相手の生き方や生活の干渉をしない。聞かれもしないのに意見しない。自分の流儀を押しつけない。要するに、相手をコントロールしない、ということが他人とつき合う上で一番大事なことだ。他人をコントロールしたいのは権力欲の顕れである。コントロールする人がいれば、コントロールされる人もいるわけで、これは対称性に反することになる。誰にとっても自分だけは特別な人間であるし、そのこと自体は当然のことであって非難すべき理由はない。しかし、あなたにとって自分が特別なように、他人にとっても自分は特別なのだ。濃厚なつき合いをすれば対称性はどうしても崩れ易い。》

「濃厚なつき合いはなるべくしない - 池田清彦新潮文庫 他人と深く関わらずに生きるには から


本

Pigment  - Studying scarlet The Economist July 13th 2019 赤色色素

を読みました。赤は難しいそうです。

男といふ性は峠を過ぎゆきて赤いきつねを啜りいるなり(田島邦彦)