(巻二十四)大丈夫と言ってしまいし霙(みぞれ)かな(池田澄子)

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(巻二十四)大丈夫と言ってしまいし霙(みぞれ)かな(池田澄子)

12月4日水曜日

冬の好日であります。天気がよいと洗濯をしたがる成人女性がシーツと毛布カバーを洗濯するので手伝えと言ってきた。洗濯を嫌がるよりはましであるので洗濯機に入れ、洗い終わったものを竿に干した。洗濯をしたのは実はあたしである!

いいやうに顎でつかはれ年の暮(西村政弘)

午後は散歩。エコノミストが読めなくなったので図書館でNYTを点検し、記事を一つコピーした。続いて曳舟川沿いに駅前まで歩きプロントで珈琲を啜る。
帰りも当然歩きです。細君が行くことにした時計屋の上の歯医者を確認し、裏道を縫って歩いて生協まで戻り、言われたお買い物をして帰宅です。珈琲タイムを入れて二時間七千歩でした。
コピーした記事はEvery
star counts. But can it be trusted? - Fake reviews by customers highlight a flawed system that directly affects sales
です。ぼちぼち読んでまいりましょうか。

小春日や分からぬ花をバラとする(潤)

*路肩にありました花です(写真)

本

「モンローの逆説 - 安部公房ちくま文庫 文豪文士が愛した映画たち から

を読んでみました。安部公房というわけのわからぬ難解な小説を書く作家の文章はどんなものかとコチコチしてみました。
この文章に関してはそれほど難解ではありませんが、面白くもございませんでした。あたしにゃインテリはだめだ。

《 モンローを、セックスの象徴のように言う人がいるが、おおよそ誤解もはなはだしい。あの、くちびるをすぼめ、肉感にうるんだような、モンロー独特のスチール写真を見て、こみ上げてくる笑いを感じなかったとしたら、それはよほど愚鈍な人間である証拠だ。モンローは、そうした愚鈍とたたかうために、衣裳を厚くするのではなく、逆にますます肉体をむき出しにしていかなければならなかった。そしてついに、刀折れ、矢つきて、死をえらんだのだ。》

だそうだ。

歳月の流れてゐたる裸かな(太田うさぎ)