(巻二十九)勤勉が身の破滅にて蟻の列(水谷郁夫)

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(巻二十九)勤勉が身の破滅にて蟻の列(水谷郁夫)

6月3日木曜日

細君が今朝は蝶々が生まれたと言って入ってきた。サナギになってから随分経ったので大丈夫かと心配していたが生き抜いて無事揚羽になった。もっともこれから先にどんな苦難が待ち受けているのかは分からないし、そもそも産まれて来なければこんな苦労はなかったわけだ。

9時半ころ布団干しに出ると、揚羽は羽根を拡げ飛行準備を始めていた。急いで細君を呼んだ。見送りの揃うのを待っていたかのように揚羽は枝を放れて舞い上がった。

初蝶の危ふき重さもて飛べり(藤木倶子)

午後は散歩と買い物で本日は三千歩で階段は2回でした。通常のパンや乳製品などに米2キロと新タマの大きいの3個を手にぶら下げて運ぶと結構こたえる。

夕食は常夜鍋と焼き魚。飯も炊いたので一時間以上かかった。これに洗い物(鍋、釜、フライパン、網、食器、ほか)が加わるから飯を作るだけでも家事というものは時間を喰う。

願い事-叶えてください。静かに消えたい。