(巻三十四) 良き時代を生きて蒲団で大往生(高橋将夫)

(巻三十四) 良き時代を生きて蒲団で大往生(高橋将夫)

7月29日金曜日

毛布3枚を洗濯屋さんに出すことになり、毛布カバーを外して洗濯する。毛布カバーを外すといろいろと塵が落ちるので掃除機をかける。洗濯した毛布カバーを干す物干し竿を濡れ雑巾で拭く。カバーの洗濯が終わり干す。

洗濯を三度する日や心太(鈴木ゆみ)

10時過ぎに毛布を洗濯屋さんに持ち込んだ。1枚900円也。

昼寝して汗をダラダラとかく。

昼寝覚めに携帯を見ると着信記録。折り返してみるとリハビリ病院で、「お電話をいただいたようですが?」と申すと先生のご都合で診察予約日の変更調整とのこと。当方勝手にあれだろうと勘ぐり、濃厚接触だとしてもそれから20日以上経っているな、なんて勘定してみた。百人に一人の割合になってきたのだから、近辺に感染があっても不思議ではない。

おぼろにて丸し佳人の言葉尻(永井潮)

4時過ぎから猫詣り。都住3ではサンちゃんとフジちゃんがそろって藤棚の下で涼んでいた。お声がけすると2匹がゆるりゆるりと柵のところまで来てくれた。サンちゃんはスナックよりも撫でたり掻いてもらうことをよろこび、フジちゃんは専ら食い気である。フジちゃんの背中と尻尾に軽く触れてみたが、ビクッと反応して警戒する。少しずつだね。都住2では今日も友達婆さんが食事を用意していた。パトロン婆さんはどうしたのかな?とは思ったが訊かずおいた。花子だけがいて、初めて花子を膝の上に抱いた。猫を抱いたのは40年ぶりだろうか。

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。怖くない、怖くない。親族が看とるなんてことはないし望まないが猫と戯れながら逝くなんて理想だな。

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/39579155

良き時代を生きて蒲団で大往生(高橋将夫)

の心境分からぬでもなし。そこそこ上手く世を渡りきり、あとは死ぬだけとなるとうまく死ぬことを願うようになる。上手く死にたいという句は結構多いものだ。

ステテコや生きる心配死ぬ心配(高橋悦子)

心配しながら生きているよりは早いところ大往生の方がいい、と云う心境も分かる。