(巻三十九)花曇り女波ばかりや湾の内(藤村たいら)

3月11日月曜日

(巻三十九)花曇り女波ばかりや湾の内(藤村たいら)

今朝も寝床で靴下を履こうとしたら太ももがツッて往生した。昼間のうちに柔軟運動をしてみよう。

晴れ、弱風。細君は医者に検査結果を

訊きに出掛け、昼前にクリームパンを土産に帰宅。あんパンを探したけどなかったのよ、とのこと。

昼飯を喰って、一息入れて、散歩。清田文房具店に消ゴム買いに向かう途中の都住の公園で画題の写真を撮っていたらキジトラの猫がひょこんと現れた。呼び止めたら、安全な距離を保ちながらこちらの出かたを見ている。スナックを一粒投げてやったらちょうど鼻先に落ちてすぐにパクついた。旨かったと見えて辺りを嗅ぎ回っているのでもう一粒投げたら顔に当たってしまった。猫は飛び上がって逃げたけれど、でも味をしめたようで隠れ家から顔を出してこちらを見ている。で、隠れ家を見ると猫の食器が置いてあった。誰かが面倒を見ている地域猫さんのようだ。その食器の脇にスナックの残りを置いて様子を見ていると猫さんがうまそうに食べてくれた。なかなか美形の猫さんなので、折々に訪ねてお近づきにさせていただこう。

清田文房具店に入り消ゴムを買う。ご主人に消ゴムの棚を教えて貰うが、トンボの定番品と学童のお遊び兼用品なので、「鉛筆画を描いているんですが、細かいところを消せるのが欲しいんですよ」と相談を持ちかけた。ご主人が棚の上の方にあった棒状「square long eraser」と云うのをお奨めになるので、それを一本とトンボを二つ買い求めた。495円也。道楽には金が掛かる。

清田文房具店から二丁目の裏路地を縫って画題を求めたが、どうも絵にならない。新道をわたり7ELEVENで珈琲を喫する。120円に値上がりして、他のコンビニ珈琲と同じになった。お結びの棚を見たが、結びも、稲荷も、押し寿司も、何もかもが縮小していて淋しい限りだ。小腹が空いたときにちょっと、というにしてもあれでは腹の足しになるまい。

7ELEVENからクロちゃんのお宅に回ったが、ご不在でした。

帰宅して、ブロッコリーを茹で、鶏肉を焼く。どうにか日々食えて行けるが、さてこの先の丁と半。

願い事-ポックリ御陀仏。知らずに御陀仏。苦からの解放は御陀仏あるのみ。

《昨日はブログ「随筆筆写」に295人の方が訪れ、40のアクセスがあった。アクセスのトップ(アクセス4)は、

「東京-大阪、深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと - スズキナオ」

https://zuihitsuhissha.exblog.jp

2位(アクセス3)は

サザエさんの性生活 - 寺山修司」角川文庫 家出のすすめ から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296453/

「生まれ変わるためには死なねばならない - 河合隼雄」 新潮文庫 こころの処方箋 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32301644/

「新生『SMキング』(抜書) - 団鬼六講談社 快楽王団鬼六 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32328339/

の3作品、で、タイトルから

「死から生への転機 - 奈良本辰也」中公文庫 武士道の系譜 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296621/

を紐付け致しました。

余録:

鉛筆画を描くようになって消しゴムが重要になってきた。消しゴムだけの問題ではなくて紙の質によるのだろうが、綺麗に消えてくれるとモチベーションが揚がる。

で、

「消しゴムのよしあしは消しカスの量で決まる - 柴門ふみちくま文庫書斎の宇宙 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32720191/