句歌控帳「立読抜盗句歌集」
鈍るとて人に馴さず狩の犬(高田?路)
あっけなく、さくらが終わろうとしている。
買い物の帰りに、新柏の桜をガラケイのカメラにおさめた。
花吹雪あびて振り切る恋もあり(平松うさぎ)
NHK俳句、角川俳句いずれも巻頭で秀句を紹介している。
一方、巻末では投句の中からたくさんの作品を掲載していて、この中から掘り出し物を見つけて、鑑賞するのが楽しい。
角川俳句4月号の掘り出し物二句:
後ろ手に閉める障子の秘密めく(塩見成子)
飛行機の音なき高さ冬日和(小高根千尋)
このほか、三百句くらい選ばれた投句が掲載されているが、いろいろなものの見方、人生の寸描、希望や不安が詠まれている。
角川俳壇は生活密着型のようで、自分に重ねて鑑賞できます。