句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」
たそがれを一葉やさしく落ちにけり(池本一軒)
昨日が立夏ということで、夏はじまる。
船よりも白き航跡夏はじまる(鷹羽狩行)
肉まんが据わっていた場所にドーナツがとって代わった。
ファミマも7ー11も、ドーナツを充実させてキャンペーンを張っている。
百円前後だから、それほど美味しくはないが、サンドイッチ、プラスでよく買います。
夏草に 汽罐車の車輪 来て止まる (山口誓子)
ドーナツの句や歌は在庫になく、「輪」で探して、この句にたどり着きました。
帰り電車は進行方向右側となり、荒川橋梁を渡るとき、夕暮れの東武電車の鉄橋を眺めたられた。
昏[く]れ方の 電車より見き 橋脚に うちあたり 海へ帰りゆく水 (田谷 鋭)
橋は人工の物ですが、時を経たものには、味が出ますねぇ!