句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」
二人して荷解き終へた新居には同じ二冊の並ぶ本棚(五十嵐裕司)
今年の詠題はなんでしたっけ?
生産者から完全に消費者になってしまいました。
言の葉の海に乗り出し糸垂れて当りの来ざる一日過ごせり(中村且之助)
机の上に双眼鏡を置いて、電線に停まる鳥さんを観察する準備をしている。
ラジオをつけないで本を読んでいると、鳴き声で来訪が分かる。
雀とはちがう鳴き声に電線を見ると、ちょっと大きめのがいた。
双眼鏡が間に合い、ヒヨドリを見ることができた。
夏草や雀の餌場を取り残し(潤)