本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」


六十八 心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜半の月かな(三条院)

“心にもあらでうき世にながらへば”がいいですねぇ。


友人の文ちゃんからメールが届いた。
小笠原に向けて出帆し、その船上からである。
羨ましい!

北窓を開きて船の旅恋ふる(西川知世)

何を企んでも、何か虚しく本当には楽しめない筆者とはちがい、


文ちゃんは楽しいことを楽しいと楽しむ術知り鯨見に行く(潤)


であるから、彼の性格がもっと羨ましい!


地震があったので、細君に電話を入れておいた。「義理と演技」である。
細君の方もその対応であり、仏壇の位牌が倒れたので、帰宅したら直せ、との仰せであった。


情薄きものの一つや竹婦人(安斎桜カイ子)