句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」
気がつけば妻も縮んだ寒厨(米澤たもつ)
毎朝一時間近く座る、電気ビル裏のプロントの椅子が新しくなった。
特にセンスのいい、イタリア風のものに換わったというのではないが、クッションは良くなった。
独居(ひとりい)の 厨の椅子に掛けて読む 「剣客商売」 外は五月雨 (江川正治)
常磐線は上野から北東に向かって走るが、綺麗な夕焼けが見えるのは荒川橋梁と江戸川橋梁を渡るときだ。そして、帰宅途次に拝めるのは、日が伸びたこれからの時期だ。
生涯を土手より眺む西日かな(鳴戸奈菜)
角川俳句6月号を確保しました。
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俳句とユーモア
和菓子を詠もう
おすすめしますので、買って読んでください。