句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」
年の瀬にちあきなおみの演歌聞きあぶった烏賊と人肌の酒(をがはまなぶ)
俳壇歌壇:
母の日に母を誘えば父も来る(松尾康乃)
草餅の堂々として田舎ぶり(上村敏夫)
束よりもこの一輪を薔薇の花(嶋田武夫)
メーデーのうたごえ喫茶に昭和かな(佐藤志津江)
反戦のフォークソングのときすぎて歌わぬ人々足早に行く(ソーラー泰子)
家庭科も音楽もない時間割高二は風に吹かれる季節(松田梨子)
俳壇、歌壇の両方に、歌を懐かしむ作品が採られた。
歌声喫茶に行ったことはないし、フォークゲリラという活動も見ていない。
だが、懐かしむ年代の尻尾てはある。
雀が賑やかだ。若い雀も加わったのかな?
ほか、椋鳥と燕を確認した。
燕は、新柏駅の高架下に巣を作り直して再挑戦のようである。
餌を運んでいるので、雛は孵っているのだろうが、首を出すほどまでには育っていない。
燕のご両親は、家庭科と音楽で忙しいようだ。