本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」


生きかはり死にかはりして打つ田かな(村上鬼城)

夕方の浜松町駅に浴衣姿の若者が増えてきた。竹芝からの納涼船に乗るのかな?


早乙女や帯でまとめし渋浴衣(潤)


着こなし方も時の流れに任せてで宜しいのでしょう。多分、今日正統な着方と言われるものも一時代前から見れば、変則なのでしょう。いずれにしても、風俗ですから。

制服を着崩している青嵐(西山ゆりこ)


美男美女の物差しだって違ってくる。科学博物館に展示してある縄文人弥生人でどちらが美男美女かと問われれば、縄文人と筆者は答えるし、多く方々がそのような答えるのではないでしょうか?


あらそわぬ種族ほろびぬ大枯野(田中裕明)


どうも、昨晩の馬場先生の講義では、人は争わない方向で進化したようです。
チンパンジーの強姦的な関係とちがい、人は合意型とのことです。
ミツグ君とサセコさんは人類の証のようです!


話は変わりますが、
今の季節の夜7時ころ、新柏駅のホームから西を見ると、西方寺の本堂や町並み、鉄塔などが青き日暮れのなかにシルエットとして浮かび上がり、美しさを感じます。
今晩、ホームで前を歩いていた若い女性がスマホを取り出してこの風景を撮影してました。
西方の日暮れのシルエットに涙する二十五六歳の女性がいるのですね!
長生きしてください。


菜飯食ふ 青き日暮と なりにけり (角川春樹)