(巻八)覚めきらぬ者の声なり初蛙(相生垣瓜人)

18時6分上野駅発の水戸行き列車が隅田川を渡ったころには、東の空には黒雲が広がっていた。
一雨ほしい。夕立が来ないかなぁ。ちょうど家に着いたころに。

夏蝉の響きを止めて夕立の雨音高く木々の葉を打つ(有賀彗至)

そうは問屋が卸してはくれず、新柏駅を出てすぐに強雨に見舞われた。
しかし、この季節の雨は気持ちがよい。


改札の先に道なし大夕立(丸山清子)


ヤフーの天気予報、雨雲の動き動画を見て、傘を携えて帰宅したので濡れず済んだ。
雲の動き予報の正確さには驚いた!新柏の降雨の始まり時刻が千葉県北西部の予報時刻とほぼ同じでした。

涼風や青田の上の雲の影(森川許六)