(巻八)あれこれと書き遺す気は無けれども君とのことは歌であるべし(牧野内英詞)

村松俊夫氏の個展「凍れる、重力」が天王洲アイル、セントラルタワー・アートホールで一昨日の24日から9月18日(金)まで開催されている。案内電話 03-5462-8811(入場無料)

品川のビルの向かうの夏の潮(戸松九里)

通りすがりに、作品を拝見させていただいた。審美眼のない私には初め、それらは公園の遊具に見えた。しかし、金属パイプの造形品は、遊具でも静的な置物でもなく、永久運動を追究する幾何学的曲線で造形された優美な作品であることが、それら作品の動的展示により分かり、個展のテーマ「凍れる、重力」の意味を理解するに至った。

万有引力とはひき合う孤独の力である(谷川俊太郎)

http://www.deska.jp/past/347.html


成田空港からの帰りに、北総線に乗った。
地図をかざしてキョロキョロしているアフリカンがいたので、お手伝いをしたが、危うくミスリードするところだった。
上野行きと羽田空港行きの二つ電車が走っているのを忘れていて、上野行きに乗り換えさせてしまうところでした。

若鮎の二手になりて上りけり(正岡子規)

体だけでなく、頭も確実に年を取っている。そのことを忘れずに(自戒)!
心よりはるかにはやき身の老いに追ひつけぬままひとつ歳とる(野口由梨)