(巻八)春愁や死は怖れぬと言ひつつも(松永朔風)

早く死んであげないといけないのだなぁ。
二週間が理想で2ヶ月では長すぎだ。
病院での家族の付き添いの方のお顔は、優しくはない。

生かされて生きてしまつたこの四年桜の花は今年又咲く(川崎康弘)

ところが、リハビリの若いトレーナーさんたちは老齢の患者さんとうまく話をしている。
順番待ちの間、テレビの無音のリズム体操を眺めていた。
そのあとは相撲の中継になった。十両の取り組みである。
負けっぷりがいいと言う形もあるんだ!
うつ向いたりせずに、「フン!」と言った態度で土俵を降りるのもなかなかかっこいい!

甲斐なしや後ろ見らるる負相撲(加舎白雄)

中入り後の解説は元貴乃花だけど、ポケットチーフがみっともない。景子はなにをしてんだ!