(巻九)新しき日記に先ずは記しておく延命処置はしないでください(大見宣子)

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11月16日月曜日

偶然、この歌が今日のサブジェクトラインの歌になった。

手術が終わり、麻酔から覚めてのが午後2時くらいだったと思います。
今は4時で、メールが打てるまでになりました。

血圧121ー80、体温36、9度


太田うさぎさんの

ひやひやと登りて狭き手術台(太田うさぎ)

この句は絶妙だなあと思いながら書き留めたのですが、
今朝もステップを登り、まな板に横たわりました。

酸素マスクを被り、
「眠くなる薬が入りますよ。」と声が掛かり、

点滴の注入チューブからお薬が入ったなあ、と感じた後は何も覚えていません。夢も何も見ない空白の時間でした。

手術が終わり、手術室の最終出口のところで、看護師さんに起こされました。
多分、名前と生年月日を答えたのでしょうが、何も覚えていません。

麻酔の掛かっている間の空白の時間て、すばらしい!

死にぎはの恍惚おもふ冬籠(森澄雄)


主治医が見えて、
「エックス線写真で石が砕かれているのが確認できた。」とのことでしたす。

六月の体内無事の写真かな(斎藤夏風)