(巻九)枝豆や積る話の莢の嵩(井上徳一郎)

1月2日土曜日

初夢は前の会社と今の会社との混ざった仕事の夢で、夢のない初夢であった。

年末年始は就寝が早く、寝酒を一合やって9時には布団に入ってぬくぬくしている。寝床ではラジオを楽しんでいる。ほとんどが生放送で、看板パーソナリティーがお休みなしで登場している。ラジオに即時性がなくなったら、もっと言えばメールの投稿による聴取者とのやり取りがなくなったら、ラジオ番組はもはや成立しないのであろう。
一日は、TBSで若手落語家講釈師の座談会を聴いて、途中からFM795に移り坂崎氏と北山氏のトークと音楽番組を聴いた。いや、聴いているうちに寝てしまった。

そして見たのが、見て覚えていたのが、冒頭のつまらない初夢である。

初夢や金も拾わず死にもせず(夏目漱石)

二日はTBSのジェーン・スー、BayFMの小島タカヒロ、戻ってTBSのウタマロと聴いている。
細君は最近のラジオ番組は面白くないと言っているが、ラジオ番組が全て大沢ゆうりと毒まむしで仕切られたのではラジオに明日はない。
むしろ、小島流の会話術など勉強させていただき、三欲の第三番目の達成に役立てたい。
ラジオの聴取者の年齢構成は相当広いようだ。

原ちとせ、と言う女優さんと奥村瞳さん、と言う女優さんのファンになった。お二方とも美貌に申し分なし!
そのお二人がなぜあそこまでなさるのか、知ることができるなら、知ってみたい。
美貌と頭脳のバランスが悪くて、借金でも作って身を売ったのであろうか?
それとも、体のなかの淫乱の血がそうさせるのであろうか?
あの業界も一般の興行界と同様の地位を得たのでパーフォーマンスの場として何の抵抗もなくなったのであろうか?