(巻九)一昔まへにすたれし流行唄(はやりうた)くちにうかべぬ酒のごとくに(若山牧水)

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1月7日木曜日

今朝はご町内のごみ当番で6時前にカラス封じの網とシートを決められた場所に開きました。
年末年始の溜まったゴミは月曜日と水曜日に出されたと思いますが、ゴミが多いと網からはみ出し、カラスを喜ばせることになります。

初雁にわが家月番の札かけて(吉屋信子)

寂しい話ですが、ごみ当番ができなくなったら、施設に入れてもらうしかないね、と細君と話しています。

ブライドを終の施設に捨てし夏(春山久米)

中島義道氏の「私の嫌いな10の人びと」を読み終えたので、次を探しに書店に立ち寄りましたが、飛び込んでくる本に出逢えずでした。
小説は読みたくない。かぎ括弧の会話文が嫌なのであります。
繋ぎに、一度断念した岡倉天心の「茶の本」に再挑戦することにいたしました。

茶湯とは只湯をわかし茶をたてて呑むばかりなるものと知るべし(利休)


NHKラジオ第二放送のカルチャーラジオが新しい四半期に入った。
火曜日は歴史再発見であるが、大河ドラマに合わせてか「真田」である。前シリーズは「イスラム」であったが、この四半期は娯楽性は高そうである。そう言えばその前日月曜日のNHKアーカイブスは山岡荘八の語る「徳川家康」談でした。
徳川家康」や「真田太平記」など歴史ものから経営戦略を読み取るという風潮があったそうだ。「三國志」もそのような読み方をされるそうですが、それでよいのではないでしょうか。
私の指南書は「坂の上の雲」でした。秋山兄弟だけがビジネスモデルであったのではありません。兄弟を含めいろ色々な登場人物の色々な場面での処世がモデルとしたありがたかった。自分でゼロから自分の仕組みを編み出すなんて、普通はできないでしょう。

水曜日の「芸術、その魅力」はマイルス・デビスですので、飲み会の設定はなるべく水曜日にいたします。