(巻九)数の子を噛みつつ不帰を想ひをり(友岡子郷)

1月20日水曜日

数の子は久しぶりに正月の家族ランチでいただいた。少しだけ添えてあったので、一層旨く歯触りを楽しんだ。
年寄りは正月を一里塚とどうしても捉えてしまうなあ。

死ぬときは箸置くやうに草の花(小川軽舟)

という句があるが、告知を受ければ私はまちがえなく狼狽えて泣き出すと思います。
願望として“箸置くやうに”逝ければ逝きたいということかなあ。


今朝は冷え込みが厳しかったが、悪い夢を見なかったので由としましょう。夢見をコントロールできたらいいのになあ!今や三欲の中で一番欲しいのは快眠です。

咳に覚む夢好色にして恙なし(鈴木詮子)