(巻九)物の音ひとりたふるる案山子かな(野沢凡兆)

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1月27日水曜日

新年会がパレスポテルで催され、東京駅から銀行協会の前を通って会場に向かいました。
駅前には“信じましょう、救われます”と体に巻き付けた小型スピーカーを使って伝道している方々がいました。

信心の薄きが巡る堂の闇(服部修一)

人の流れに逆行しお堀の方向へ歩き、中通のイルミネーションをガラケーに撮り、お迎えの黒塗り国産高級車並ぶ銀行協会の前を通ってお堀に出て、ホテルに到着いたしました。

銀行に口座開きて入学す(堀之内和子)

国産高級車はプレジデントが一台、あとはレクサスその他でした。大名籠と同じように銀行の石高や役員の地位で車種にも暗黙のしきたりがあるのだろうか?

現役のころオオクラやオオタニで行われたレセプションに出掛けたことがありました。駅から遠く不便を感じたものです。
しかし、両ホテルは駅から歩いて来る人はお客とは思っていないとのことが入り口車寄せの構えで解りました。

パレスはその点、まだ歩いて来る客も客として扱ってくれているようです。

にがき夢二人みるため来た部屋のベッドのわきのシャガールの馬(谷岡亜紀)

ホテルの使い方にも色々あるようですが、ちゃんとしたホテルでの密会であれば大事にされているのでしょう。