(巻十)すべからく火種は人事鳳仙花(戸恒東人)

3月2日水曜日

少し陽気が良くなってきたのでしょうか、ありがたいことです。

水洟(みずっぱな)老いの弱気や春を欲(ほ)り(潤)

昨日の最高裁判決は身に染む話でございます。
心配な親はおりませんが、私自身が妻子に迷惑をかけないよう祈願いたします。

年寄りの腰や花見の迷子札(小林一茶)

徘徊の父と無月の庭に立つ(柴田千晶)


聞くところによりますと、JR駅構内の立ち蕎麦屋が次々とJR企業に組み込まれているとのことです。暖簾も味も一本化されて味気のないことになるのではないかと危惧する向きもあるとのことです。

駅蕎麦のホームに届く葱の束(塩川祐子)

鉄道会社として見れば、勿論、サービスとか接遇とかは格段によくなったのですが、民間企業になったとはいえ、やや独占的な強い立場をあまり振り回わされてもなぁ。
かと言って運賃を値上げされても困るしなぁ。