(巻十)段取りが八分と言ひて渋団扇(能村研三)

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4月28日木曜日

細君が眼医者に行きましたが相当な混みかただったようです。夕食の支度が叶わないとメールしてきました。
眼医者の混雑は“風が吹けば桶屋が儲かる”より因果関係がはっきりしているようです。

水桶の水に浮かべて春の月(ベール ウェストベリィ)

弁当を買って帰るのも、日高屋にするのも気が進まず、車内で駅弁にすることにいたしました。
写真は“酒肴弁当”で1、050円です。連休中に旅する予定はありませんので、弁当と吉乃川二合とをいただきながら30分の列車の旅を楽しみました。

駅弁を食べたくなりぬ秋の暮(高浜年尾)

“酒肴弁当”をボリュームの点では物足りなく感じる方もいるでしょう。でも卵焼き、ハム、チーズ、練り物、野菜の煮物、揚げ物、押し寿司に海苔巻き、香の物、と酒の肴としては十分ですよ。

海山のものの重みを雑煮椀(野沢節子)