(巻十一)裏側と言はるる眺山笑ふ(小林はるみ)

6月10日金曜日

先週の金曜日に回した回覧板三枚のうちA班のが戻って来ない。
A班の最後のO宅は我が家から最も遠いところであり、共稼ぎの子供有りのようで、平日に持ってくるのが面倒なのでしょう。

老鶯の隣家まで来て去りにけり(下村靖彦)

回覧板が戻らないのがOさんの都合であればよいのですが、何しろこの班には独居高齢者もおりますので事故など無ければと願っております。

孤独死の窓の汚れの余寒かな(無京水彦)

今朝は有楽町駅大黒様に五十円献納いたしました。昨日のお役所の立ち入りが、少なくとも私の分掌については、無事終わりましたことへの謝意と、その後の一杯で飲みましたので痛風が出ないようにとのお願いでございます。

会社についてから直ぐに、お役所に昨日のお礼の電話を差し上げました。ことにY氏には心打たれましたのでよろしくお伝え下さるようお願いいたしました。

その後一日ほぼ安穏に過ごし、帰路車中となりました。今晩帰宅から土曜日、日曜日と細君を少しでもパッピーにすることを一番に考えて過ごそうと思います。
自分は二番です。それに今の私は何がしたいのか、何を望んでいるのか自分自身が判っておりません。願うのは家族の健康です。

すみにけり何も願わぬ初詣(川崎展宏)