(巻十二)桔梗や男に下野の処世あり(大石悦子)

9月14日水曜日

鞄を持って歩くのが嫌なのでございます。夏場は止もう得ず小さなショルダーバッグを袈裟に懸けておりますが、ジャケットが羽織れるようになりましたので鞄は止めにしました。

日盛りの一個の鞄軽からず(八木實)

鞄の中身はと言えば、文庫サイズの句帳、文庫一冊、英和ポケット辞典です。これに四色プラスシャーペンが一本です。
これだけに抑えておけば上着の横と内のポケットに納まりますので手ぶらが可能です。

カビ宿り加筆あまたの豆辞典


ヨークブランドの紺ブレは重さで歪みますが、手ぶらには変えられないところでございます。

帰り来て上着そのほか定位置に戻してやればうれしさうなり(寺松滋文)