(巻十二)北窓を塞ぎ海との情隔つ(仙道房志)

10月31日月曜日

福翁自伝』は読んだことにした。巻末にある小泉信三氏の「解題」を書写したのでご覧に供する。
明日か明後日、神田古本祭に出かけて特養まで連れていけるような文庫本を探すつもりであるが、それまでは水木しげる氏の『極楽に行く人地獄に行く人』を再読してみる(本年1月17日のブログに一回目の読後感)。初七日から四十九日までの法要の意味から始まって妖怪まで、“深い”書物であり、特養候補の筆頭でござる。

君地獄われ極楽へ青あらし(高山れおな)

天国と地獄ではなく極楽と地獄ということも教えて頂いた書物である。

帰路車内ビデオ広告を鑑賞した。綾瀬はるかさんは今でも会津のために一肌脱いでいらっしゃるようでご立派です。“深夜食堂”という映画の予告編も流れていました。泣かせる映画のようです。映画館にはもう何十年も行っていない。最後に観たのは「半落ち」という映画だった。

しぐるるや捜査本部の午前四時(富士原志奈)