(巻十二)ビヤガーデン話題貧しき男等よ(吉田耕史)

11月1日火曜日

朝、外回りが新橋で時間調整のため1分停まった。向かいの京浜東北線南行は2分間の調整停車とアナウンスされると、南行から外回りへどっと人が移った。朝の1分は斯様なまでに重い時間なのか。

いそぐ蟻なまける蟻とすれちがふ(吉田未灰)

毎朝席に着くとネットで別ブログのネタを探すのであるが、月初めで法令改正が2つあった。それはそれまでの話だが、日本郵船商船三井川崎汽船の海運三社の業務統合と将来的構想のニュースはちょっとしたニュースであり、ロイズもトップで扱っていた。更に国内業界紙は三社の上半期の収支が赤であることを併せて伝えている。

舵取るはどの神ならむ宝船(入谷一舟)

韓国の船会社が倒産し整理されるというし、航海にしても航空にしても、ある意味で誰にでもできる事業になって仕舞えば安い者勝ちになり、全体として落ち込んでいくのだなあ。

白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよう(若山牧水)

勿論三社統合が理由ではないが、他のこともあり「午後お休みを頂いてもよろしいか伺います。」というメールが打ちにくくなり、古本祭には出掛けずとなった。

遠慮して覗く「一力」青簾(赤尾恵以)


句歌も2、800となり在庫管理が手帳と記憶では怪しくなってきた。先般「青春痛快小説」を書いてみたが、ネットで確認したことは多い。今日もはめ込む句をエクセルで探してしまった。

物書くに電知電脳朧月(潤)