(巻十三)道問へば問はれし人も花の旅(前田きみ子)

11月29日火曜日

寒き朝脚の挙がらぬマーキング(潤)

どうしても老いたるものに目が向いてしまう。仔犬は誰でも可愛がるが老犬のヨロヨロとした歩みに合わせて労るようにお伴をする老飼い主に尊敬の念を懐く。もう新しいペットは飼えないという嘆きをうかがうが、看とりを考えればそうであろう。猿やチンパンジーは寿命が長いのでペットには向かないという話を聞いたこともある。

金魚ならまだ飼えそうな持ち時間(高橋悦子)

さて、昨日は北欧の鳥インフルエンザのことを紹介したが、日本でも青森県新潟県鳥インフルエンザが確認されたと農水省が発表した。輸出証明書の発給を見合せるとのことである。

トラックの荷台に積みしケージよりチキンではなく鶏が見る空(森岡圭子)

三色ボールペンの黒が切れた。パイロットを使っていたが、やはり“Uni”のJetstreamのインクの滑らかさに惚れて乗り換えた。筆記具が使い易いと字を丁寧に書くようになる。

二串の花見団子の三色かな(京極杞陽)