(巻十三)さり気なく聞いて身にしむ話しかな(富安風生)

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11月30日水曜日

資料収集との理由を付けて街に出た。

世事はみな人にまかせて花と鳥(井上井月)

先ず駅ナカの用品店で礼装祝儀のネクタイの値段(\980)を確認しておいた。変え上着程度で出席したいのであるが、歳であるから憐れを誘ってもいけない。

此の翁白頭真に憐れむべし、これ昔、紅顔の美少年(劉希夷)

今晩は歯医者で歯を生やすことになっており、夕食がとれないかもしれないので、少し重いが新橋のラーメン屋で湯麺を頂いた。店員に炒飯付きのセットが割安であると勧められたが、そんなには食えない。

タンメンの白と緑や夜半の秋(今井聖)

汽車の広場を抜けて、本日の日和場所である日比谷図書館へ向かったが、途中の日比谷国際ビルのフットサル場で昼休みの試合が行われていた。どうせ旦那芸だろうと思って観戦したが、どうしてどうしてである。

芸が身を助けずしかも好きで下手身は立てもせで浮名のみ立つ(原武太夫盛和)

コンビネーションがしっかりできていて速いパス回しが面白い。個人技も足元に吸い付くように球を捌いていた。何より、点がどんどん入るので面白い。15分ほどで両チームで五点入れていた。ルールを知らないがゴールキーパーは点が入るたびにローテーションで務めるようだ。狭いのでオフサイドはないのかな?直線で走る距離は短いが、常に細かな動きがあるので相当消耗するゲームだなあ!

オフサイド”を教えてもらう多分また忘れて多分また君に聞く(一戸亜すみ)


夜、

空白に歯を生せけり日短