(巻十四)虫売の黙つて虫を鳴かせけり(明隅礼子)

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2月13日月曜日

立春の米こぼれをり葛西橋(石田波郷)

ヤフーの記事を読んでいたら、偽装魚沼産コシヒカリのことが出ていた。報道の真偽は定かではないが、JA系列の卸が外国米を随分混ぜて魚沼産コシヒカリに仕立ていたという。事実であれば、JAも地に堕ちた感がある。
先般、輸入食品の販売促進のセミナーに出席したが、消費者の国産農水産品に対する信奉は根強い。これを“米”でガタガタにしてどうするの!

稲無限不意に涙の堰を切る(渡辺白泉)


続けて、日本観光経済新聞のサイトを覗いたら国交省が訪日観光客用に英語・中国語・韓国語の全国高速バスの情報サイトを立ち上げたと云う記事があった。サイトは以下の通りである。

http://highway-bus.jnto.go.jp/en/

こんなに善いことをしているのに、国交省のHPでは広報していないのかな?国交省のHPは平日は目を通しているが、見落としたのかもしれない。サイトは観光庁だから観光庁のHPでは広報したのかな?

貿易観光関連の各省庁のHPを見て法令改正や告示、ご案内を確認しているが、どの省庁も英語版が今一だ。一番しっかりしているのは経産省であるが、日本語での周知から一週間ほど遅れて英語による概要説明が載る程度である。
それでも、経産省厚労省農水省などは財務省に比べれば遥かによろしい!
内閣官房では「英文法令サイト」を公開し、憲法以下の法令の英訳版を“法令は日本語により執行される”との注意書きを付した上で日本の法令理解のために提供している。
貿易に関連する外為法、輸出入貿易管理令や薬事関係法令、食品衛生関係法令等々、輸出入や貿易に係わる人たちが英語で法令を理解する手段を各省庁は提供しているが、関税法、関税定率法、関税暫定措置法といった外国貿易の基幹法令の英訳がない。関税関係法令を理解し、適正な納税申告を行なおうとする外国の貿易従事者にとっては不親切この上ないのが財務省である。

あきかぜのなかの周回おくれかな(しなだしん)


追記:

内閣官房ではなく、法務省でした。訂正します。
サイトは以下の通りです。念のため関税関係を「か」で探してみましたが、ありませんでした。