(巻十五)雨戸締めふたたび開けて見る良夜(松本そうしゅう)

5月13日土曜日

今日から巻十五となった。九月の頭あたりまでの暑い時季をこの巻で過ごす。季節で句を分けているわけではなく、出会った順で書き留めているので夏あり冬ありである。巻十五が終わるころまでには移住先での生活も少しは落ち着いているだろう。

一日中雨降りで外出せず引っ越しの箱詰めをした。荷物を抱えての階段の昇降りで体が痛くなってきた。

歳晩や身に膏薬の千社札(藤田湘子)