(巻十五)歩道まで間口広げて種物屋(栗城光雄)

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5月25日木曜日

今朝がこの駅からの最後の出勤になるので、少し早めに出てグリーン車に乗った。思い出と云うこともあるが、昨夜管の石が動き、軽い痛みで熟睡できなかった。ゆっくりと座って目を閉じて上野駅まで着きたかった。
目的の列車が発車する15分くらい前にホームに着いたが既に一人並んでいた。水戸方面からの列車がこの駅に着くときには、グリーン席のあらかたは埋まっていて残り10席くらいを競うことになる。下手をすると770円払ってデッキで立っているというつまらないことになるのだ。

秋雨や線路の多き駅につく(中村草田男)

有楽町駅は引っ越し後も朝食を電気ビル裏のプロントでいただくので引き続き利用するが、千代田線で日比谷駅まで来る頻度が高くなりそうだ。そんなこともあり、また引っ越しの安全、管の石の平瘉をお願いし有楽町駅の大黒様に今朝は五百円献納した。

大黒天御看払ひて微笑給ふ(齋藤栄峰)

プロントではハムチーズトーストセット(450円)を定番としているが、体調が優れず食べきれそうもないので今朝は苺ケーキと珈琲にしておいた(560円)。ケーキ美味し!

なすな恋波止場のケーキ評論家(徳重千恵子)


我輩の前の席に座る、インターンでフランスからお見えになっているダルタニアン君(仮名)はノルマンディのご出身と云う。やや控え目で愛嬌がある青年である。そのダルタニアン君は大学で関税法を含む税法を勉強しているそうで、BTIの効力などさっと教えてくれる。BTIの回答検索サイトを教えていただいたが、ツボを心得ていらっしゃる!

フランスの一輪ざしや冬の薔薇(正岡子規)

我輩も外出や相談を受けると何のことかを日本関税協会版の英文関税法規で逐条説明している。
午前中はコンテナヤードに出掛けたが、戻ったあと、関税法二十一条のことで出掛けたことを内容を含めて説明した。

行く年やわれにもひとり女弟子(富田木歩)