(巻十五)婿二人とも大当り魂迎へ(伊佐利子)

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5月26日金曜日

引っ越し前日である。強雨のなか、朝一で資源ごみを集積場所に運ぶ。
明日は晴れると云うことだ。前日の雨は由といたそう。雨のなか僅かに切り残した紫陽花が清々しく蕾を結んでいる。紫陽花はこのあたりまでだ。

おほまかな剪定にして狂ひなし(高橋将夫)

夕方、薔薇の包装紙の五百円のタオルハンカチを7つほど用意しご近所に挨拶に回る。本当にお世話になった方も居れば、本当に嫌な奴も居た。転居先は漠然としか告げていない。引っ越し後お付き合いするつもりはないのだ。

引越の本意は言わず花母貝(芦刈晴子)