(巻十五)扇置く自力にかぎりのありにけり(上田五千石)

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8月15日火曜日

昼飯は軽めにしている。そうしておかないと夕飯どきに腹が空かない。腹がすいていないと晩飯を旨そうに食えない。晩飯を旨そうに食わないと夫婦関係に悪い影響が出る。夫婦円満を保つには夕方の空腹感は受忍したくてはならない。

無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ(橋本夢道)

そんなわけで、今日もコンビニのおむすび二個おかず付にした。たまには目先を変えようと思い、鶏めしむすびと唐揚げのセットにした(写真)。
ところが、このむすびがしっかりとむすばれていないので取りだそうとすると崩れてしまう。

コンビニのむすびは脆し蝉時雨(潤)

むすびの形はしているが米粒が密着しておらず目視でも空間が視認できる。
しっかりとむすぶと鶏めしを多く使うので、ある意味“上げ底” と云う Modus operandi に出たのであろうが、「セブンイレブンよ、しっかりとむすべ!値上げはするな!」

梅干しでにぎるか結ぶか麦のめし(永六輔)

そんなポロ飯を食いながら、米原万里さんの「「地理的概念」にご用心」をコチコチしていると(我輩のキーボードには触らない方が身のためである。)“メビウスの帯”と云う言葉が出てきた。無学故、解らない。ネットで調べたら数学の理論で裏側と表側がひっくり返るとか書いてあった。
なぜ、マイルドセブンメビウスになったのだろう?

我輩に分かっていることは我輩は何も分かっていないということである。

晩学の手櫛にかくも木の葉髪(岡持蝶児)