(巻十七)秋薔薇や彩(いろ)を尽して艶(えん)ならず(松根東洋城)

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11月26日日曜日

朝8時半ころ洗濯物をベランダに出していた細君が「早く来て!」と頓狂な声を上げた。
行ってみると空を見て一句すぐに作れと言う。見上げれば青い空に鱗雲、そして飛行機雲がくっきりと横切っている。

鰯雲飛行雲を許したり(蛭子停雲子)

を超える句はできそうもないので、蛭子氏の句を御案内しておきました。

この町には千葉銀の支店もATMもないので通帳のチェックができません。提携する郵貯でやればやれるのですが、自分の金の確認するのにお金を取られます。
北千住の街道筋の外れに千葉銀のATMがありますので、ほかの買い物と合わせて北千住まで行き、記帳しました。(年金はまだでした。)

通帳にらんで女動ぬ道の端(きむらけんじ)

千住宿ほんちょう通りのどん詰まりまで歩いて見ました。昔の店も残ってはいますが再開発も進んでいまして、ある一画にはマンションが建つようです。その工事の囲いに昔の宿場の図が掲げてありましたが、なにやらペンキ絵のようでやるならもう少し腰を入れてなされてはと思いました。

時雨忌や自販機並ぶ宿場跡(八幡より子)

北千住にはデパートはありません。駅上にルミネ、駅前に丸井があり、あとは昔ながらの商店街です。ヨーカ堂の発祥の地は北千住だと聞いたことがありますが?
買い物は丸井の中のハンズで致しました。細君はショッピングカートを新車にしたくても見つからずにいましたので、一万円ほどの新車をポンと買っておりました。その他の買い物は洗濯用品や掃除道具でございました。この商業施設には主に女性用の衣類の店が入っていて、比較的高級なブランド店が4階くらいまでで、それから上になると特に思い切らなくても買える店になります。細君は6階でセーターを買っておりました。 

セーターに首入れ今日を始めけり(三浦善隆)

昼食は3階にありました「椿屋カフェ」でいただきました。この商業施設の中では高齢者に的を絞っている店のようです。柏にそごうがあったころは6階の珈琲サロン「ウィーンの森」によく入りましたが、そこの雰囲気に近い店で、高齢の女性客が主流で珈琲もよしですが、甘味処でもあるようです。
珈琲は旨し、ですが成り行きで頼んでしまったナポリタンは蜂蜜入りとかで、ちょっといただけない味でございました。
食べ物の味はさておきまして、向い合わせ座りお茶などできるのはありがたいことで細君の曰く「幸せだと思いなさいよ!」は誠にそのとおりでございます。

幸せと思えと言わる椿カフェ(潤)