(巻二十一)月花や四十九年のむだ歩き(小林一茶)

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1月13日日曜日

どうせ死んじゃうんですから無駄と云えば無駄ですよね。

本日は好天のなか、図書館へ出掛けた。飲もうと思えば飲めましたが、やめておきました。その代わりにスーパーで寝酒とつまみを仕入れました。
図書館では角川俳句を捲り直し、

嫁がぬと葡萄の種を庭に吐く(松村正之)

独り居の二軒並びのそぞろ寒む(西村泉)

を書留ました。

帰宅してコチコチ読書で

隅田川西岸 - 村上元三」中公文庫 江戸雑記帳 から

を読んでおりますとが朝日俳壇を持ってきてくれました。

そこから二句、

行く人の鳩蹴散らすや年の暮(笹尾清一路)


面会を拒みし友や寒木立(東賢三郎)

を書き留めた。

書き留めた四句を読み返してみて、すべてドラマチックで短編小説にも勝る拡がりがありますよね。

*行かないのかモテないのか?そんな娘に一言口走った親父に対する“ムカッ”でしょうか。

*一昨年読んだ常盤平団地の記事を思い出しました。

https://blogs.yahoo.co.jp/nprtheeconomist/15426784.html

https://blogs.yahoo.co.jp/nprtheeconomist/15428193.html

今、団地に住んでいて、常盤平ほどてばないでしょうが独居老人は潜んでいるでしょう。明日は我が身でもあります。

*キレる方の多いということでしょうか?しかし鳩も可愛くありませんからねえ。カラスの次に嫌われているんじゃない?

*見舞いはお断りですね。“友達”だなんていう心底の怪しい奴にこれから旅立つ顔なんか見せたかねえ。当たり前だろ!
猫でいい。猫がいい。猫に癒やして頂いてお陀仏いたしたい。