2015-11-02から1日間の記事一覧

(巻八)立読抜盗句歌集

生まれたる日本橋の雨月かな(長谷川かな女) すらすらと無理言ふ妻や冬日和(浜岡健次) 返事まだ書く気にならずシクラメン(馬場公江) しているのにしていないふりをしていてはしていることをしかと語れず(佐竹游) 水温む鯨が海を選んだ日(土肥あき子) 書き込め…

(巻八)飲食はいやしきがよし牡丹雪(岸田稚魚)

11月1日日曜日 朝日俳壇: 名月や雲の配置に余情あり(福島テツ子) 一息を入れるつもりで蜜柑むく(服部康人) 生身魂せつなきときは早く寝る(小林たけし) 冷まじや酒にぶつける喉仏(星野良一) 月光や気恥かしきは過去すべて(伊藤壽子) いい句と言う基準で句…