(巻二十八)医者のいふ諸悪が好きで梅雨ごもり(佐治朱港)

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(巻二十八)医者のいふ諸悪が好きで梅雨ごもり(佐治朱港)

1月21日木曜日

今日も好天でほぼ無風でありました。この季節当地では衣類に黴が生えるということはないがタンスから礼服などを出して風通しをした。

散歩:

いつもの高校コースを歩いたが静かで変化が見つからない。帰りに生協に寄る。営業は明日までなので在庫調整に入ったのだろう、納豆が品薄であった。賞味期限を見比べてパン、納豆、ヨーグルト、牛乳を買い、自分のおやつの餡パンと柿ピーも買った。餡パンと柿ピーで十分に幸せなのだが、この幸せが死ぬまで続いて呉れるのかとパラノイアでもある。

本日は三千六百歩で階段は2回でした。

読書:

昨日借りた本の中から、

「研究とエッセイと - 山本博文」こころを言葉に-エッセイのたのしみ から

を読んでいる。

初めて読む著者で大学の先生の歴史家らしい。 研究の傍ら歴史エッセイを書いているらしい。以下のところが面白くもあり、また哀しくありだ。これはお旗本の話で御家人足軽の話ではない。

《二十八日、何人かの者が殿中に召された。そのことを聞いて、「伊藤河内守は普請奉行に違いあるまい」と評判され、ほかにも、堀帯刀が駿府町奉行、松平左金吾が浦賀奉行、山本伊予守は御目付、中川勘三郎は御徒頭、新庄惣右衛門は御手先[おてさき]であろう、などと噂された。

実は、これらの予想はまったく外れている。いつ誰がどの役職に任命されたかを調べるためには『寛政重修諸家譜』や『柳営補任』などの史料の方が有効なのだが、こうした記録があることによって、当時、これらの人物がどのように評判されていたかがわかる上に、そもそも幕府の人事発表がここまで旗本たちの関心事だったことが窺われて非常に興味深い。そして、こうしたことは、論文の形で書くことは難しいが、エッセイの場であれば書けるのである。》

足軽のかたまつて行く寒さかや(井上士朗)

願い事-叶えてください。もう賞味期限は過ぎていますから、いつでもいいんです。楽にしてください。思い残すこともなく、死んでも後に何の心配もなく、逝ける誠に幸せな身の上でございます。死体の処理や残存品の処分に迷惑を掛けますが、今の経済状態であればお金で片付けて頂けるのではないでしょうか?