(巻二十九)春の町帯のごとくに坂を垂れ(富安風生)

f:id:nprtheeconomistworld:20210516084501j:plain

(巻二十九)春の町帯のごとくに坂を垂れ(富安風生)

5月15日土曜日

生協へ買い物に行く。今日は簡単ながら昼飯と夕飯を作るのである。昼飯はオープンサンドで夕飯は三色ご飯。三色とはスクランブルエッグ、挽き肉のそぼろ、適当な野菜で今日はピーマンを温めたもの。この三色をご飯にのせるだけだ。

横からうるさいことを言われながら作るので、愉しいクッキングということにはならない。

図書館へ返却と貸出の受け取りに参る。着席閲覧は出来ないが、書架に行けるようになっていた。

本日は三千四百歩で階段は3回でした。

借りた本のうちの一冊は『俳句は下手でかまわない-結城昌治』で俳句との出逢いや句会のことが句を挟んで書いてある。その句の中から以下を書き留めた。

行く春や選者をうらむ歌の主(蕪村)

我骨のふとんにさはる霜夜かな(蕪村)

蟻二匹この世の大事話しをり(園山俊二)

よき炭のよき灰となるあはれさよ(高浜虚子)

蕪村の我骨の句は絶句だそうだ。園山俊二さんは漫画家の園山氏で俳号を茶門というそうで一茶崇拝らしい。

日本の名随筆85「貧」というアンソロジーも借りてみたが、さすがに重苦しい。選者は小沢昭一氏ですが、正統“貧”随筆で読めずに逃げ出した。

願い事-叶えてください。